松平信光
出生:応永11年[1404].没年:長享2年7月22日[1488-08-29].出没年は『朝野旧聞裒藁』「信光君御事蹟第一」「信光君御事蹟第二」による.
従五位下,和泉守.左京亮,和泉入道.三河松平家第3代.室町幕府政所執事伊勢貞親[1417/1473]の被官.
岩津城[愛知県岡崎市岩津町]を本拠地とした岩津松平家の祖.
松平信光の子供達が竹谷松平家,安祥松平家,形原松平家,大草松平家,深溝松平家,能見松平家,丸根松平家,牧内松平家,長沢松平家を分出させた.
系譜
- 松平親氏 松平家初代.信武,徳翁斎.松平信重の娘である水女を妻とし松平家の婿となる.
- 信広 竹若丸,三郎,太郎左衛門.松平郷松平家の祖.
- 信光 松平家3代.左京亮,和泉入道.室町幕府執事伊勢貞親被官.
- 守家 左京亮.竹谷松平家の祖.
- 昌龍
- 親忠 従五位下,左京亮.次郎三郎,三郎,右京大夫.
- 親長 岩津城主.室町幕府政所執事伊勢氏の被官として京都で活動.政所執事代蜷川氏文書中に名前あり.
- 乗元 左近.大給松平家の祖.
- 長親 従五位下,蔵人丞,出雲守.次郎三郎,長忠,忠次,左京亮.安祥城主.安祥松平家の祖.
- 親房
- 張忠 右京亮,助十郎.矢田松平家の祖.
- 存牛 浄土宗総本山知恩院25世.大恩寺開山.信光明寺3世.松平郷高月院第7代住持.
- 親光 甚三郎,刑部丞.西福釜松平・鴛鴨松平家の祖.
- 長家 安城左馬助,安城長家.安祥城主.天文9[1540]年6月6日,織田信秀に攻められ安祥城において討死.
- 乗清 三郎大夫,源四郎,加賀右衛門.滝脇松平家の祖.
- 与副 従五位下,佐渡守.与嗣,興嗣,又七郎,彦太郎,太郎兵衛,右兵衛尉.形原松平家の祖.
- 光重 紀伊守.大草松平家の祖.
- 光英 八郎右衛門.
- 忠景 元芳ともいう.弥三郎,大炊助.五井松平家の祖.
- 光親 次郎右衛門.能見松平家の祖.
- 家勝 美作守.
- 親正 修理進.
- 親則 備中守.源七郎.長沢松平家の祖.
- 女 室町幕府政所執事伊勢貞親の被官である戸田宗光室.
- 益親 遠江守.法名道慶.
- 家久 出雲守.
- 家弘 筑前守.
- 久親 備中守.
旧版