市比賣神社(京)
東本願寺のすぐ北にある神社。建物と建物の間に挟まれていて通りからは見えづらい。
それでも、さして迷うことなく辿り着くことが出来たのは道のあちこちに案内板があったため。
この神社は神大市比賣命、多紀理比賣命、多岐都比賣命、市寸嶋比賣命、下光比賣命の5人の女神を祀る。
女の人の厄除けにご利益があるということで、訪れた日にも女性の姿があった。
歴史は古く平安京遷都の翌年の延暦14(795)年に東西市の守護神として、当初は七条堀川に祀られたのが始まりという。
境内には天之真名井という井戸があり、皇族のための産湯として用いられる他、生後50日目には五十日百日餅をお食初めとして与えるという風習があるとのこと。
安徳帝を始めとする天皇家、花山院家、足利家が歴代、この神社でお食初めをしたという記録が残っているという。そう、小振りながら非常に由緒ある神社なのである。
秘蔵女神像は平安時代の作であり母神が童子を抱きかかえる像であるというが、これは秘蔵であるが故に目にすることは出来なかった。
2004.10.11訪問
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