小金城
2012年5月19日(土)
千葉氏の家老・小弓城原氏の流れを汲む高城氏によって1508年に築城された小金城。本丸相当部分は宅地となっているが一部は公園として保存されている。
小弓原氏は古河公方一族の足利義明(小弓公方)によって小弓城を攻略された後に高城氏の小金城に落ち延び、高城氏とともに小田原北条氏の傘下に。
以降、小金城が西下総における北条氏の拠点となる。
という次第で、この見事な畝堀は北条系城郭の特徴でもある。
ちなみに、高城氏は豊臣秀吉の小田原攻めの際には北条軍の一員として戦うが、後に豊臣秀吉軍の浅野長政の軍門に下り、所領没収、蒲生家預かりを経て徳川幕府の旗本として存続する。