茶臼山陣城
天王寺駅近くの天王寺公園の中にある。
といっても、場所としては天王寺駅というよりは四天王寺駅の近くにある。古墳とされてきたが、1986年に行われた発掘調査では古墳には付き物の埴輪や葺石などが発見されなかったことから古墳ではなかったのではないかとも言われる。
茶臼山が古墳であったにせよ、そうではなかったにせよ、周囲に堀が巡らされてあることから、古くから陣城として利用されてきた。1614(慶長19)年の大阪冬の陣では徳川家康が本陣を置き、真田信繁(幸村)の真田丸出城に対峙した。
そして、豊臣方が滅んだ大阪夏の陣では、真田信繁(幸村)が本陣を置き、徳川家康の本陣にまで攻め込む天王寺の戦いを展開。激戦が繰り広げられ、真田信繁(幸村)自身が討死した。