駿府城
静岡市にある駿府城址の3層2重の巽櫓と東御門。枡形門である東御門は1996年に、巽櫓は1898年に復元されたもの。かつて、この地には駿河守護職今川範政が1404(応永11)年に館を構えて以来、歴代の駿河守護の今川家の館があった。
しかし、今川義元が桶狭間にて織田信長に斃され、武田信玄が駿河に侵攻すると、今川氏真は駿府を捨て掛川城に逃亡。駿府の今川館は戦火に焼かれた。駿府の地が徳川家の支配下に置かれると、1585(天正13)年に深津松平家忠に命じて駿府城を築城。
その後、徳川家康が関東に移封になり、城主は中村家・内藤家と代わる。
江戸幕府開幕の後は、徳川秀忠に将軍職を譲った家康の隠居城となった。
2009年1月10日訪問。