妙見島のルーツ
東京23区にある唯一の自然島である妙見島。この島の名前である妙見は島の北に鎮座する妙見神社に由来している。
今は小さな社が建つのみだが、侮るなかれ、この神社の歴史は古い。南北朝時代の1362(貞治元)年に、東一之江村の妙覚寺に移されるまで、ここには妙見菩薩像が祀られていたという。
また、江戸時代の曲亭馬琴の『南総里見八犬伝』にも妙見島が登場する。「上は即利根河にて又是を暴河(荒川)といふ。坂東太郎即是なり。其中流を箭斫(矢切)と云。真間国府台はこの辺に在り。其次は市河にて下流を今井と喚做して是より南のかた海に朝る。早湍の中に一箇の小嶋あり。妙見嶋と叫ぶ者是なり。」
撮影日時:2011年6月26日、絞り値:f/2.8、露出時間:1/500秒、焦点距離:6mm、撮影機種:IXY DIGITAL 110 IS