江戸川区の小岩駅からＪＲの線路沿い東側に延びる細い商店街。地蔵通りという名前は商店街にかつて鎮座していた地蔵に由来しているのだとか。東都よみうりの記事によると、チェーン店である「やるき茶屋」の平辰社長が1982年3月に、第一号店を水道橋で開いた時に、鳥取市佐治町に鎮座する「弥留気地蔵尊」から地蔵の店頭安置と「やるき茶屋」の名称使用の許可を得、彫刻家・関戸直利さんに制作を依頼し、各店舗に置いたという。それが、ここ小岩では通りの名前になってしまっているのだから、面白い。しかも、このお地蔵さんは既に姿を消しているという。形は無くなっても名前が残っているというのも加えて興味深い。