関ヶ原古戦場

本日(2011/7/30)の『NIKKEI プラス1』の「訪ねてみたい 戦国武将ゆかりの地」で関ヶ原古戦場は第2位にランクインしている。写真は過日の美と歴史の旅で訪れた時のもの。西軍の石田三成が本陣を置いた笹尾山だ。この山の上からは関ヶ原が一望出来る。来てみて気づいた事であるが、この関ヶ原の地は全く平坦という訳ではない。起伏があるのだ。しばしばドラマなどで平原で徳川家康率いる東軍と石田三成方の西軍の両軍が激突するシーンに馴染んできた私にとっては、この事実は新鮮そのもの。当時、草木がどれほど地を覆っていたかは分からない。一体、どれほど、互いに見通せたのか。想像を巡らすだけでも楽しい。写真の柵には島左近と蒲生郷舎が陣を構え、少し離れて、島津義弘と島津豊久が陣を構えていたという。

山に囲まれた平地の中央付近に細川忠興、加藤嘉明、筒井定次、田中吉政らの東軍が前線をなし、向こうの松尾山には西軍の小早川秀秋が陣を構え、その山麓に福島正則を先鋒として京極高知と藤堂高虎が控えたという。