宿根木集落

佐渡の小木にある集落。国の重要伝統的建造物群保存地域に指定されている。この地域の歴史は古く鎌倉時代から南北朝時代に起源を持つ。今は道路によって町並みと海は隔てられている。しかし、かつては海が庭のように隣接していたという。1355(文和4)年には直江津から時宗8世の渡船上人が布教に訪れたことが記録に残る。そもそも、ここには佐渡時宗の最初の根本道場がある。

江戸時代以降は西廻り航路の廻船主の村として栄えた。但し、1802年の小木地震(M6.6)によって海岸が隆起したために千石船が港に入ることが出来なくなったために衰退を余儀なくされた。

それは兎も角、懐かしい町並みにある空気が何とも心地よい。