宿根木海岸
佐渡の海は美しい。美しいと一口に言っても、両津の側と相川の側と、内海府と外海府とでは景色が異なる。
この写真は宿根木海岸。1802年の小木地震(M6.6)によって海岸が隆起してしまう迄、ここは千石船が入ってくる港だった。白いモノはシロボウズと言われ、御影石で拵えられた船つなぎ石。御影石は遠く瀬戸内から運ばれたということが宿根木がどういう地であったかを如実に示している。だいたい、1777(安永5)年前後に立てられたものと伝わる。
過日録的寫眞論 by 竹内信春
佐渡の海は美しい。美しいと一口に言っても、両津の側と相川の側と、内海府と外海府とでは景色が異なる。
この写真は宿根木海岸。1802年の小木地震(M6.6)によって海岸が隆起してしまう迄、ここは千石船が入ってくる港だった。白いモノはシロボウズと言われ、御影石で拵えられた船つなぎ石。御影石は遠く瀬戸内から運ばれたということが宿根木がどういう地であったかを如実に示している。だいたい、1777(安永5)年前後に立てられたものと伝わる。