今村家三代五輪塔

下田の了仙寺にある下田奉行を勤めた今村家三代の墓。第2代下田奉行今村正長は身延山久遠寺第11世の行学院日朝を招いて了仙寺を開山した人物。父の重長とともに関ヶ原の戦いの後に徳川家康より秀忠に付属させられた。御番所という廻船の検問を行う機構の整備、廻船問屋の創設、浜に防波堤を造るなどして港町下田の整備を行った名奉行として知られている。下田奉行の他に長崎奉行も歴任している。ここには、飲料水道を敷設した第4代奉行の今村正成、第5代奉行の今村正信の今村家三代の五輪塔がある。