佐渡奉行所

佐渡の相川にある奉行所跡。大久保長安が鶴子にあった陣屋を移したのが始まり。当初は相川陣屋あるいは石見陣屋と呼ばれた。1618(元和4)年に佐渡代官が佐渡奉行と改められたのを契機として佐渡奉行所となった。建物は何度も火災に遭ったものの都度再建され、明治維新後には佐渡県、相川県、佐渡郡役所の庁舎、旧制相川中学校の校舎として用いられた。もっとも、その建物も1942(昭和17)年に焼失。現在の建物は平成7年からの復元工事によるもの。