ミンサー帯


大城皓也画。ミンというのは錦、サーは狭のことを意味し、ミンサーとは錦糸を藍などで染めた細帯のことを言う。帯の耳にはヤシラミ(やすり目)と呼ばれるヤスデの足状の糸を付ける。ヤシラミは足繁くということを意味すると考えられ、通い婚の名残とされる。八重山地方では婚約時に女性が男性に贈った。竹富島・与那国島のミンサーはアフガニスタン伝来とされる。
琉球、1964発行