堆錦椀


山里永吉・伊差川新画。「ついきわん」と読む。黒漆と顔料を混合した堆錦モチと呼ばれるものを伸ばして文様を描く沖縄独特の堆錦技法による。県立博物館蔵。
琉球、1963発行

赤絵枝梅竹文碗(あかええだうめたけもんわん)


山里永吉画。赤絵焼は平田典通が中国より1670年に伝えたという。作品は18-19世紀のものとされ県指定文化財。
琉球、1962発行

ミンサー帯


大城皓也画。ミンというのは錦、サーは狭のことを意味し、ミンサーとは錦糸を藍などで染めた細帯のことを言う。帯の耳にはヤシラミ(やすり目)と呼ばれるヤスデの足状の糸を付ける。ヤシラミは足繁くということを意味すると考えられ、通い婚の名残とされる。八重山地方では婚約時に女性が男性に贈った。竹富島・与那国島のミンサーはアフガニスタン伝来とされる。
琉球、1964発行

三味線と揆


安谷屋正義画。沖縄ではサンシンと呼ばれる三味線は、14世紀頃に中国から沖縄に伝来し改良。図は尚王(1804-34)が愛用した翁長開鐘と呼ばれるもの。その形は真壁型と呼ばれ最も洗練された三味線とされる。県指定文化財。
琉球、1965発行

沈金御供飯


大城皓也画。御供飯、琉球の言葉でウクファンは高貴な家で用いられた祭祀器具。黒漆塗りと朱塗りのものがあり、前者は神事、後者は仏事に用いられ上段に花米を盛った。沈金というのは、刀による線彫を行い漆を刷り込んで金箔を押し込むという漆工芸手法。18世紀作品。高さ801cm、直径50cm。
琉球、1966発行

ルーベンス、"Descente de Croix"


ベルギー。1976年9月発行。55-4082。B943。
P.P.Rubens(1577-1640)

ルーベンス、"Madonna Met Kind"


ベルギー。1976年9月発行。55-4089。B943。

Max Pechstein(ペシュテイン)の「座る裸婦」


ドイツ。1996年3月発行。2744

藤島武二 、「黒扇」


1980.07.07 近代美術シリーズ