|
|
Chardin, Jean Baptiste(1699-1779)
18世紀におけるフランスを代表する画家って誰と聞かれたらChardin。
画家達の間で人気があったとか、宮廷で人気があったというだけじゃないんだ。あえて表現するなら、ちょっと誤解を受けるかもしれないけど、一般受けする天才ってところかな。
フランスを代表するって言ったけど、それは、そのまんまの意味。
つまり、生まれてからずっとフランスってこと。パリ生まれなんだけどね。活躍したものイタリアじゃぁなくて、フランスなんだ。
それから、一般受けするって言ったでしょ。
それって、絵の題材によるところ大なんだ。
当時の絵画っていうと、題材をキリスト教であるかどうかということは別として、宗教色のあるものに求めていた。もちろん、宗教的、神話的なものも描いたんだけど、日常生活の一場面みたいなものも描いている。そういうと、なんだかブリューゲルみたいだね。
でも、ほら、ブリューゲルの場合は、如何にもって感じでしょ。農民博物誌みたいっていうのかな。Chardinの場合は、ちょっと、そういうのとは違うんだ。
まぁ、いろいろ言ったけど、絵を見てもらえば言おうとしていることは分かってもらえるでしょ」
|
|
|