ヨハン・ハインリッヒ・ヴィルヘルム・ティシュバイン[Johann Heinrich Wilhelm Tischbein,1751/2/15-1829/2/26]の作品[1787].
ティシュバインはドイツのハイナ[Haina/Kloster]に生まれた.ティシュバイン一族は画家の家系であり,兄のヨハン・ハインリヒ・ティシュバイン[Johann Heinrich Tischbein der Jüngere]も叔父のヨハン・ヤーコブ・ティシュバイン[Johann Jacob Tischbein:1725–1791]も画家.
ベルリンで肖像画家となった後,奨学金を得てイタリアに遊学.資金難でチューリッヒに戻った.その時,ゲーテの尽力によって,ザクセン=ゴータ=アルテンブルク公国[Sachsen-Gotha-Altenburg,1680-1826]のエルンスト2世からの奨学金を得て再びイタリアに戻り,フランスのナポレオンがナポリ王国[Regno di Napoli,1282-1816]を倒し,姉妹国家[République sœur]であるパルテノペア共和国[Repubblica Partenopea,1799]が樹立されると,イタリア半島を離れた.
その後は,オルデンブルク大公国[Großherzogtum Oldenburg]のペーター1世[Peter Friedrich Ludwig,1755/1/17-1829/5/21]の下で働いた.
Vita brevis, ars longa. Omnia vincit Amor.