モーゼの遺言と死

ルネサンス期のコルトーナの出身の画家であるルカ・シニョレッリ[Luca d'Egidio di Ventura de' Signorelli,c.1450-1523/10/16]とバルトロメオ・デッラ・ガッタ[Bartolomeo della Gatta]による1482年の作品.バルトロメオ・デッラ・ガッタルカ・シニョレッリの助手を務めた.ルカ・シニョレッリ自身はピエロ・デラ・フランチェスカ[Piero della Francesca/Piero di Benedetto dei Franceschi,c.1416/1417-1492/10/12]の弟子に当たる.

ルカ・シニョレッリボッティチェリペルジーノらとともにバチカンのシスティーナ礼拝堂の壁画の制作に従事した.

モーゼの遺言と死の下の部分では,古代イスラエルの民族指導者であるモーゼ[Moses,紀元前16/13世紀頃]は民衆にむかって律法を読み上げている.裸の男性は司祭族であるレヴィ族の象徴とされる.

また,中央部分ではモーゼネボ山[Mount Nebo]から約束の地を眺めている.さらに,上の部分においては,ヨシュア[Joshua]を後継者とした後のモーゼの死のシーンが描かれている.モーゼネボ山に埋葬されたとされる.

モーゼの死後,ヨシュアはカナンを12氏族[Twelve tribes of Israel]に分配した.12氏族アブラハムの孫ヤコブの12人の息子の末裔とされる以下の氏族.

このレヴィ族12氏族と同じくヤコブの子孫であり,ヤコブの子のレヴィの子孫であるが特別に司祭を担ったために12氏族には含まれていない.

'Beauty is truth, truth beauty,'-that is all Ye know on earth, and all ye need to know.
John Keats,"Ode on a Grecian Urn"

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