プトレマイオス12世の娘であり,プトレマイオス朝[Πτολεμαῖοι,Ptolemaic dynasty:305B.C./B.C.30]のファラオであるクレオパトラ7世[Cleopatra VII Philopator:69B.C./30B.C.-08-12]の肖像頭部.紀元前40年頃の作品.ベルリン美術館蔵.
クレオパトラ7世は共同統治者の地位にあった弟のプトレマイオス13世[Πτολεμαῖος Θεός Φιλοπάτωρ,Ptolemy XIII Theos Philopator:c.62B.C./47B.C.-01-13]によって王位から追われるも,ローマのカエサル[Gaius Iulius Caesar:100B.C./44B.C.-03-15]の力添えによって復位.クレオパトラ7世とカエサルは結ばれカエサリオン[Πτολεμαῖος Καισαρίων,Ptolemy XV Caesarion:47B.C./30B.C.-08-23]をもうけたとされる.
カエサル暗殺後は,第二回三頭政治の一頭であるアントニウス[Marcus Antonius:83B.C.-01-14/30B.C.-08-01]の庇護を受けた.アントニウスがカエサルの姪の子で後継者指名されていたオクタウィアヌス[Gaius Octavianus:63B.C.-09-23/14-08-19]に敗れると命を絶った.
'Beauty is truth, truth beauty,'-that is all Ye know on earth, and all ye need to know.
John Keats,"Ode on a Grecian Urn"
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