正倉院所蔵.裏面に香印坐という墨書銘があることから,仏前にそなえる香炉の台として用いられたと考えられている台座.木製の岩座上面に,8本の柄をもつ銅板を放射状に4層に重ねて鉄釘によって留めている.その銅板の各柄の先端には楠材製の蓮弁を,各段に8枚ずつ並べ4段で計32枚,互い違いになるよう魚鱗葺に固定.各柄に描かれた宝相華・鴛鴦・獅子・迦陵頻伽が美しい.
'Beauty is truth, truth beauty,'-that is all Ye know on earth, and all ye need to know.
John Keats,"Ode on a Grecian Urn"