国民的叙事詩カレワラ[Kalevala]を主題としている.
カレワラは19世紀に医師のエリアス・リョンロート[Elias Lönnrot:1802/1884]が民間説話を編纂したもの.フィンランドの1917年のロシア帝国からの独立に寄与したとされる.
ヨーロッパ各地で起こった諸国民の春[Printemps des peuples,Völkerfrühling,Primavera dei popoli]と呼ばれた1848年革命が起こると,フィンランドでもニコライ2世[Николай II]の絶対主義に対する民族主義が台頭.1917年に,ロシア帝国がロシア革命で崩壊するとフィンランドは独立を宣言.独立を支援したドイツ帝国[Deutsches Kaiserreich]の皇帝ヴィルヘルム2世[Wilhelm II]の義弟であるヘッセン=カッセル家[Landgrafschaft Hessen-Kassel]のフリードリヒ・カール[Friedrich Karl von Hessen-Kassel]を君主とするフィンランド王国[Suomen kuningaskunta:1917-12-06/1918-12-14]が成立した.
'Beauty is truth, truth beauty,'-that is all Ye know on earth, and all ye need to know.
John Keats,"Ode on a Grecian Urn"