ダヴィデとゴリアテの頭

バロック期[Baroque]の画家であるカラバッジョ[Michelangelo Merisi da Caravaggio:1571-09-29/1610-07-18]の作品.

ゴリアテ[גָּלְיָת‎,Golyat‎]は旧約聖書に登場するペリシテ[Philistines]の身長約2.9メートルの巨人.

イスラエルの12支族の一つであるベニヤミン族出身[Benjamin]のキシの息子であるサウル王[שָׁאוּל‎,Saul]に率いられたイスラエル王国は,ペリシテ人のアシュドド[אַשְׁדּוֹד‎,Ashdod],アシュケロン[אשקלון,Ashkelon],エクロン[עקרון,Ekron],ガザ[עזה‎,Gazzah],ガト[גַּת‎,Gath]の自治都市からなる五市連合と対峙.ペリシテ兵士ゴリアテは羊飼いの少年であったダビデ[דוד,David]によって倒された[サムエル記上17章4節].

同じく,ゴリアテと共にラフミ[Lahmi],イシビベノブ[Ishbibenob],シパイ[Saph,Sippai]ともう一人の3人の巨人も倒されたとされる.

彼らは巨人レファイム人[Rephaim, the Rephaites]の子孫であり,堕天使の一団であるグリゴリ[Grigori,見張る者]と人間の女性との間の子であるネフィリム[Nephilim],エルバハ[Elbaph,Elbah],ネピル[Nepil],エルヨ[Eljo]の子孫ではないとされる.