東大寺戒壇院にある塑造四天王立像と呼ばれる四天王像の中の一つ.755[天平勝宝7]年に鑑真によって設立された東大寺戒壇院の中心堂宇である戒壇堂に安置されている.像高は169.9センチ.奈良時代の作とされるが,元々,戒壇堂にあったものではないとされる.
広目天は,須弥山の西中腹に住み,西方の世界を守護するとされる仏教の天部の神.持国天・増長天・多聞天[毘沙門天]と共に四天王の一尊に数えられる.
日本において,広目天は一般的に革製甲冑を着用した唐代の武将の姿で表現されることが多い.また,持物としては,天平時代には巻物と筆が定番.
'Beauty is truth, truth beauty,'-that is all Ye know on earth, and all ye need to know.
John Keats,"Ode on a Grecian Urn"