緑の服の女

ロシア帝国支配下のワルシャワ生まれのアール・デコの画家であるタマラ・ド・レンピッカ[Tamara de Lempicka:1898-05-16/1980-03-18]の作品.

1917年にロシア革命が勃発.ポーランドの特権階級であるシュラフタ[szlachta,шляхта]出身でロシア帝国の首都サンクトペテルブルクで暮らしていたタマラの夫は反革命・サボタージュ取締全ロシア非常委員会によって逮捕される.タマラの尽力によって夫は釈放され亡命.最終的に行き着いたのはフランスのパリ.

生活が困窮を極める中で,画家として活路を見出し,かつ,上流階級へと食い込んでいった.

後に夫とは離婚.ラウル・クフナー男爵との再婚によって名実ともに上流階級の一員となる.

第二次世界大戦の足音が聞こえるようになると,彼女はアメリカへと渡り,そこで生涯を閉じた.


'Beauty is truth, truth beauty,'-that is all Ye know on earth, and all ye need to know.
John Keats,"Ode on a Grecian Urn"

INDEX





















- - - -