ルネサンス期の画家であるジョバンニ・ベリーニ[Giovanni Bellini;c.1430/1516]による1515年の作品.この作品はジョバンニ・ベリーニの最後の作品のうちの一点とされる.
この作品は,スコットランド貴族で清教徒革命[ピューリタン革命,Wars of the Three Kingdoms;1642/1649]で議会派のオリバー・クロムウェル[Oliver Cromwell;1599-04-25/1658-09-03]に敗れて処刑された王党派の初代ハミルトン公爵ジェイムズ・ハミルトン[James Hamilton, 1st Duke of Hamilton;1606-06-19/1649-03-09]の所有を経て,第9代神聖ローマ帝国皇帝フェルディナント3世[Ferdinand III., 1608-07-13/1657-04-02]の弟でドイツ騎士団総長[Hochmeister,high master]のレオポルト・ヴィルヘルム・フォン・エスターライヒ[Leopold Wilhelm von Österreich; 1614-01-05/1662-11-20]の所有となったというもの.
ジョバンニ・ベリーニはヴェロネーゼ,ティツィアーノ,ジョルジョーネ,ティントレットらを輩出したヴェネツィア派の第一世代を代表する画家.
ウィーン美術史美術館所蔵.
'Beauty is truth, truth beauty,'-that is all Ye know on earth, and all ye need to know.
John Keats,"Ode on a Grecian Urn"