ルネサンス期[Renaissance]の神聖ローマ帝国[Heiliges Römisches Reich:800/1806]・ニュルンベルク[Nürnberg]出身の画家であるデューラー[Albrecht Dürer: 1471-05-21/1528-04-06]の1498-1504年の作品.
パウムガルトナー祭壇画の右部として左の聖ゲオルギウス,中央のキリストの降誕と一体をなす.
聖エウスタキウス[Eustachius,Εὐστάθιος Πλακίδας]は2世紀の伝説的なキリスト教殉教者.キリスト教に帰依する前は,ネルウァ=アントニヌス朝[Nerva-Antonine dynasty]の第2代皇帝のトラヤヌス帝[Marcus Ulpius Nerva Trajanus Augustu;在位:98/117]に仕えるローマ帝国将軍でプラキドゥス[Placidus]と名乗った.改宗を拒否したために,ネルウァ=アントニヌス朝[Nerva-Antonine dynasty]の第3代皇帝のハドリアヌス帝[Publius Aelius Trajanus Hadrianus;在位:117/138]によって捕えられ,残忍な処刑道具であるファラリスの雄牛[Brazen bull]の中に入れられて焼き殺された.
ドイツの国立美術館のアルテ・ピナコテークアルテ・ピナコテーク[Alte Pinakothek,旧絵画館]所蔵.
'Beauty is truth, truth beauty,'-that is all Ye know on earth, and all ye need to know.
John Keats,"Ode on a Grecian Urn"