桜図

狩野派と並びたった長谷川派の始祖の長谷川等伯[天文8〔1539〕/慶長15-02-24〔1610-03-19〕]の息子である長谷川久蔵[永禄11〔1568〕/文禄6-06-15〔1593-07-13〕]による文禄元〔1592〕年頃の作品.『紙本金地著色桜楓図〈壁貼付九／襖貼付二〉』の一部であり,楓図は父の長谷川等伯による.

なお,長谷川久蔵は将来を嘱望されながら父親に先立って世を去った.

総本山智積院蔵.