フランカ・フローリオ

イタリアの画家でパリとロンドンで活躍したジョバンニ・ボルディーニ[Giovanni Boldini;1842-12-31/1931-01-11]によるフランカ・フローリオ[Franca Florio;1873-12-27/1950-11-10]肖像画.

フランカ・フローリオは貧しいシチリア貴族のサン・ジュリアーノ男爵のピエトロ・ヤコーナ・デッラ・モッタ[Pietro Jacona della Motta]の娘として生まれた.大富豪フローリオ家の実業家であるイグナツィオ・フローリオ・ジュニア[Ignazio Florio Jr.;1869-09-01/1957-09-19]と結婚.社交界の華として,パレルモの女王[Queen of Palermo]と称された人物.その交流の人脈の中には,ドイツ皇帝ヴィルヘルム2世[Wilhelm II.;1859-01-27/1941-06-04]もあり,邸宅のあったパレルモに何度も招いている.彼女は多くの芸術家のパトロンとしても活動した.