ケンタウロスのネッソスに誘拐されるディアネイラ

バロック期[Baroque]に活動したイタリアのボローニャ派[Bolognese School]の画家であるグイド・レーニ[Guido Reni, 1575-11-04/1642-08-18]の作品.ラファエロ風の古典主義的な画風を得意としていた.当時,「ラファエロの再来」と呼ばれ,ゲーテは「神のごとき天才」とまで絶賛したという.

この作品はヘラクレス[Ηρακλής, Heracles]と妻ディアネイラ[Δηϊάνειρα,Deianeira]がエウエーノス川を渡る際に,渡しのケンタウロス族のネッソス[Νέσσος, Nessos]によってディアネイラが誘拐されそうになったシーンを描いている.なお,ネッソスヘラクレスに射られて殺される.


'Beauty is truth, truth beauty,'-that is all Ye know on earth, and all ye need to know.
John Keats,"Ode on a Grecian Urn"

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