青いドレスのマルガリータ王女

バロック期のスペインの巨匠であるディエゴ・ベラスケス[Diego Rodríguez de Silva y Velázquez:1599-06-06/1660-08-06]の1659年の作品.ウィーン美術史美術館所蔵.

ベラスケスはハプスブルク朝のスペイン王フェリペ4世[Felipe IV:1605-04-08/1665-09-17]の宮廷画家として長く仕えた.この作品はフェリペ4世の王女マルガリータ[Margarita Teresa de España:1651-07-12/1673-03-12]を描いたもの.彼女は後に神聖ローマ皇帝レオポルト1世[Leopold I.:1640-06-09/1705-05-05]の皇后となる.

また,フランス王ルイ14世妃であるマリア・テレサ[Marie Thérèse d'Autriche, 1638-09-10/1683-07-30]はマルガリータの異母姉,スペイン・ハプスブルク朝最後の王であるカルロス2世[Carlos II, 1661-11-06/1700-11-01]はマルガリータの同母弟.