セティ1世

テーベ[Θῆβαι, Thēbai,現ルクソール〔الأقصر‎ ,Luxor〕]のナイル川西岸の王家の谷にある王墓の色彩レリーフに描かれたセティ1世.セティ1世の王墓は,エジプト王家の墓の中で最も色彩に富んでいることで有名.

セティ1世[Seti I;在位:1294BCE/1279BCE]は,エジプト新王国時代の第19王朝[c.1293BCE/c.1185BCE]の第2代ファラオ.父帝のラムセス1世[Ramesses I]の遺志を継ぎパレスチナ遠征を行いヒッタイト[Hittites,16th century BCE/1180BCE]を退け,同じく新王国時代の第18王朝のアメンヘテプ4世[Akhenaten/ Amenhotep IV,c.1362BCE/c.1333BCE]以来の混乱で失われた北シリアを取り戻した.また,南方のヌビア[Nubia]にも遠征し古代エジプトの国偉を復興したことで知られる.


'Beauty is truth, truth beauty,'-that is all Ye know on earth, and all ye need to know.
John Keats,"Ode on a Grecian Urn"

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