頭像

アルバニアのフィエル県ポヤニ近郊にあった古代都市アポロニア[Apollonia]から出土した3世紀の男子頭像.

イリュリア[Illyricum,Ἰλλυρία]のタウランティ族の勢力圏内の地に,紀元前588年,ケルキラ[コルフ;Κέρκυρα,Kérkyra,Corfù]とコリント[Κόρινθος,Korinthos]からのギリシャ人が入植者し建設したギュラケイア[Gylakeia]を起源とする.ギュラケイアは指導者[オイキステス,οἰκιστής]であったギュラクス[Gylax]の名前に由来する.この植民都市の建設は,イリュリア人が貿易のための招請したものと考えられている.都市の名前は,後に,オリュンポス十二神の一柱であるアポローン[Ἀπόλλων, Apollōn]に因んでアポロニア[Apollonia]と改名.

紀元前229年,共和政ローマの支配下となる.共和政ローマの統治下で大いに繁栄を遂げる.

しかし,3世紀の地震によりアウス川の流路が変わり,泥の堆積で港が機能しなくなり,港湾都市の地位をヴロラ[Vlorë]に奪われ荒廃した.


'Beauty is truth, truth beauty,'-that is all Ye know on earth, and all ye need to know.
John Keats,"Ode on a Grecian Urn"

INDEX





















- - - -