19世紀フランスのロマン主義の画家であるドラクロワ[Ferdinand Victor Eugène Delacroix;1798-04-26/1863-08-13]の1830年の作品.
1815年の王政復古で復活したブルボン朝を市民が倒したフランス7月革命[1830-07-27/1830-07-29]を主題とする.中央にフランスのシンボルであるマリアンヌを描く.
フランス7月革命の後に,シャルル10世[Charles X;1757-10-09/1836-11-06]は廃位され英国に亡命.代わって,代議院によりブルボン家の支流のオルレアン公ルイ・フィリップ[Louis-Philippe Ier;1773-10-06/1850-08-26]がフランス国民の王[roi des Français]として擁立.7月王政が始まる.
しかし,この7月王政も普通選挙を求める労働者・農民からなる大規模デモを契機とした1848年の2月革命によって打倒された.
'Beauty is truth, truth beauty,'-that is all Ye know on earth, and all ye need to know.
John Keats,"Ode on a Grecian Urn"