バロック[baroque]期のフランドルの画家であるピーテル・パウル・ルーベンス[Peter Paul Rubens;1577-06-28/1640-05-30]の作品.
24点からなる連作絵画『マリー・ド・メディシスの生涯』[Cycle de Marie de Médicis]の一つ.
ギリシア神話に登場する多頭の怪物であるヒュドラ[Hýdrā]が擬人化された神の法によってトドメを刺されるところが描かれている.ヒュドラはマリー・ド・メディシス[Marie de Médicis,1575-04-26/1642-07-03]と対立したルイ13世[Louis XIII,1601-09-27/1643-05-14]の寵臣であり1621年に病死したリュイヌ公シャルル・ダルベール[Charles d'Albert, 1st Duke of Luyne, 1578-08-05/1621-12-15]を象徴していると言われる.
'Beauty is truth, truth beauty,'-that is all Ye know on earth, and all ye need to know.
John Keats,"Ode on a Grecian Urn"