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[大足石刻]
中国は重慶にある、一大仏教施設。1999年12月1日にユネスコの「世界遺産」に登録された。
大足石刻と一口に言っても、時代から言うと唐の末期から明・清までの彫刻を含んでいる。しかし、最も特色があるとされているのは宋の時代のものという。
また、その規模からいうと、重要文化財として保護の対象となっているものだけでも75ヵ所の石窟があり、彫像の数にすると5万を越えると言われている。
そのうちで、北山、宝頂山、南山、石門山、石篆山が「世界遺産」。
「上がりて峨眉をはいして、下りて宝頂山をはいす」として知られている宝頂山は、大足県の東北15キロにある聖寿寺を頂く山。この宝頂山の石窟は、聖寿寺を創建(1130年)した南宋の時代の智鳳によって築かれたという。
大石石刻は仏教遺跡として知られているが、その内容は多岐にわたり、彫像にも儒教・道教の色彩がある。
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