高松塚古墳男子像,女子像
奈良国立文化財研究所飛鳥資料館蔵
昭和47(1972)年に、奈良県明日香村で発見された直径約16m、高さ約5mの円墳。その内部の鮮やかな色彩の壁画は多くの人々の注目を集めた。
この男女図の他に白虎、青竜も描かれており、壁画としては聖徳宗法隆寺の壁画に匹敵するとされる。当時、高松塚古墳の発見は戦後最大の考古学上の発見とされた。しかし、それはまた、美術上の大発見であったとも言える。