ドラクロワ「キオス島の虐殺」(1824) |
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ヴェージーヌ・ドラクロワ(1798-1863)による1824年の作品。ルーブル博物館所蔵。縦417cm、横354cm。画布、油彩。
この作品は、当時のギリシャ独立戦争におけるキオス島虐殺事件に題材を求めたもの。1822年に起きたキオス島虐殺事件では、約2万人が犠牲になったという。
この虐殺事件の知らせを受けると、ドラクロワはすぐに作品の制作に着手している。それだけ、彼がギリシャ独立戦争に並々ならぬ関心を抱いていたということの証左とも言えよう。
ちなみに、この作品の発表の前に英国の画家コンスタブルの作品を意識して背景を描きなおしたとされている。 |
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