上田城
上田城といえば、それほど大きくないのですが、南面は千曲川の支流である尼ヶ淵に面した断崖に臨み、他の三方は城下町と河川とを巧みに配していて、周囲一帯を極めて堅固な防御陣地としていることで知られています。
1583(天正11)年に真田昌幸によって築城された平城。小さいというか大きくはないといっても、2回もの戦乱を経験しています。
残念ながら、その当時の上田城は、関が原の合戦後に徹底的に破却されてしまっています。今、見ることが出来る上田城は、1626から28(寛永3〜5)年にかけて仙石忠政によって新たに築きなおされたものになります。
仙石家は忠政、政俊、政明と3代続いて、仙石政明が但馬出石に移封されると、入れ替わりで藤井松平忠周が出石より58,000石で入封。1706年より幕末まで166年間上田を治めました。