ぶらぶら絵葉書

頼政神社

元々は古河城の竜崎曲輪[頼政曲輪]に鎮座.1912年,渡良瀬川の河川改修により古河城北西端の土塁上の現在地に遷座.

治承・寿永の乱にて討死した源三位頼政[長治元〔1104〕/治承4-05-26〔1180-06-20〕]を祀る.

源三位頼政は平氏に敗れ平等院鳳凰堂*にて自害.家臣で近江国猪鼻出身の井早太高直[猪早太]が源三位頼政の「我れ止まらんと思う時,必ず異変が起きよう.その時その場所へ埋めよ」という遺言に従って,その首を持って諸国を巡り,下総国古河に至った時に急に重くなったため,弔ったものとされる.

井早太ではなく下河辺三郎行吉であるとの説[永享記]もある.それによると,下河辺行吉に東国へ運んで葬れと遺言したという.

また,茨城県龍ケ崎市にも頼政神社がある.龍ケ崎を領した龍崎氏下河辺氏の流れを汲む点や古河の頼政神社の鎮座地が竜崎曲輪だったことを考えると何らかの繋がりがるのだろう.

茨城県古河市錦町@2005-10


今日も街角をぶらりと散策.
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