ぶらぶら絵葉書

道ヶ島間々井神社

小松川のすぐ近くに鎮座する香取神社.小松川は下総国府台城と武蔵江戸城とを結ぶ水路として用いられたとされる.境内にはかつて井戸[間々井]があり,太田道灌も,度々,この地に船を泊めて休息したとされる.

道ヶ島はこの辺りの旧地名で,かつては島であったとも伝えられ,その時から神社が鎮座していたとされる.そうすると,小松川は海であったのかもしれない.道ヶ島という地名の由来は近くにある東福院の開祖の秀円僧都が開墾したことから堂ヶ島と呼ばれたことに由来するとも,太田道灌に因んだ道灌島の転訛ともされ定かではない.なお,秀円僧都は江戸時代の人物なので太田道灌の時代とは隔たりがある.また,島だったという伝承もさらに遡るのだろう.因みに,道祖神が祀られていたことから道祖ヶ島と呼ばれ,その道祖神は今は間々井神社の境内社として移され祀られている.道祖ヶ島道灌島堂ヶ島と呼ばれたというのが真相かもしれない.

東京都江戸川区中央@2021-11


今日も街角をぶらりと散策.
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