ぶらぶら絵葉書

太田姫稲荷神社

太田道灌[永享4〔1432〕/文明18-07-26〔1486-08-25〕]が天然痘に罹患した娘の回復を,疱瘡に霊験あらたかとして知られていた京都府久世郡久御山町東一口に鎮座する一口稲荷神社[豊吉稲荷神社]に祈願したところ快癒.これに感謝した太田道灌は,長禄元[1457]年,旧江戸城内に一口稲荷神社を勧請したのが太田姫稲荷神社の起源という.

また,一伝に曰く,一口稲荷神社[豊吉稲荷神社]は小野篁[延暦21〔802〕/仁寿2-12-22〔853-02-03〕]が太田姫命という老婆から,疱瘡除けのために自身を祀るようにとの神託を受けて創建したものという.どちらが先なのか.

徳川家康の江戸入府後,慶長11[1606]年の江戸城改築に伴い,城外の鬼門にあたる神田川南側へと遷された.

更に,昭和6[1931]年,御茶ノ水駅の総武線拡張により現在地に遷座.

東京都千代田区神田駿河台@2024-05


今日も街角をぶらりと散策.
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