クーンのパラダイム

「パラダイムという概念を作り上げるうえにおいて、コペルニクス革命の物語は重要だったし、その本を準備したことが役に立った。実際、その本を書いてから徐々にパラダイムという考えが成長していった。しかし、当時の関心はむしろなぜアリストテレスが近代のニュートン力学の観点からみると、途方もなく馬鹿げたことをしていたのかという点にあった。しかし、アリストテレスの時代の思考方法に沿って彼の著作を読むと、その首尾一貫性が見えてきた。このあたりのことを書きたかった」
科学史家クーンによる『コペルニクス革命』の訳者あとがき

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