[名詞]なた_つけ
大根を鉈(なた)でぶつ切りにして麹で漬けたもの。
"大きな丼鉢に山のようにしたのを、母親が箸を使って浅見の掌に載せてくれた。これがじつに美味で、お茶を飲みながら、いくらでも食べられそうだ。いや、実際、手の上の一片を口に入れると、すぐに次の一片を載せてくれる。どうやらそんなふうに際限なくサービスするのが、この地方の風習らしい"内田康夫『秋田殺人事件』