被子植物

地球上の植物の約9割を占める被子植物は約1億3000万年前の白亜紀前期までに出現したと考えられている。この被子植物の出現によって、昆虫は多様化し、その昆虫を食料とする鳥類や哺乳類の進化に大きな影響を及ぼした。普通、草と総称されるイネ科の植物は新生代からしか化石が見つかっていなかった。このため、恐竜は草を食べていなくて植物を食べていたとされていたのだ。それが、インドで白亜紀後期の地層から見つかった恐竜のフンの化石の中からイネ科に特有の鉱物が発見されたことで常識がまた一つ塗り替えられた。