世界遺産をこゆるりと
鑑真和上像帰国巡回展中華人民共和国、1980.4
揚州は7世紀の初め、隋の煬帝が長江と黄河を結んで造った大運河の集積地として大発展した。揚州の大明寺は日本にやってきた鑑真和尚が住職を勤めた寺として知られている。清の康煕、乾隆帝の時代には揚州八大名刹ともなっている。但し、清が大明の字を嫌ったことから、1980年に鑑真和尚の坐像が里帰りするまでは法乗寺と名乗っていた。その境内にあるのが揚州記念堂。