神奈川沖浪裏

葛飾北斎の冨嶽三十六景の中の一つ。波飛沫が今にもこちら側に飛び込んできそうなダイナミックさ。波の向こうには、どんと富士山が構えている。何一つ動くことなき富士山。日本の美の象徴として変わらない富士と、一瞬として同じ表情を見せることのない波とを対比させていることで、それぞれの素晴らしさが引き立っている。

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