四日市

歌川広重の東海道五拾三次之内から。手前の人物が飛ばされた笠を拾おうとしている。風がかなり強い様は枝の動きの描かれ方でも分る。また、橋を渡る人物の蓑も棚引いている。今では工業地帯として知られる四日市も、江戸時代にはこのような風景だったのか。広重の四日市は風と橋とを特徴とし、風は四日市のシンボルとなった。

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