横たわる裸婦

マティス(1869-1954)の1924年の作品。さすがは野獣派の王という名で呼ばれただけある。ありのままを忠実に写実していない。まるで、粘土細工のように無造作に書きなぐられた女性。無造作だが粗雑な描き方ではなく、身体のコアな部分だけを、そう、筋肉すれすれのところを描いている。余分な美は真の美には相応しくないという主張がここにある。

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