ゴッホ(1853-90)の1889年の作品。ニューヨーク近代美術館所蔵。「糸杉と村」としても知られる。サン・レミのカトリック精神病院で描いた作品である。ゴッホは死によって星に近づくという言葉を残している。糸杉以外は街並みも教会も空想の産物であり実際には存在しない。しかし、ゴッホの中には渦巻くものがあったに違いない。