拾得図

明(1368-1644)時代の王問(1496-1576)による絵。寒山拾得というと禅宗では非常に好まれた画題。唐時代末に天台宗発祥の地である天台山国清寺に実在したとされる。拾得という名は天台山の奇僧豊干禅師が拾ったことに因む名。寒山と拾得ともにいつもどんな時も笑いを絶やすことがなかったという。森鴎外は「國清寺に拾得と申すものがをります。實は普賢でございます」と書いている。

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