厩図屏風

宮内庁蔵の室町時代の屏風。馬のようにも、想像上の麒麟のようにも見える。白い斑が特色の馬は戦場でも非常に人目を惹いたことだろう。華麗な鎧冑に身を包んだ武士が名乗りを挙げて一騎打ち。屏風の馬上に武士はいないが、馬は来るべき戦いの日を連想し、乗せるべき主人を想像して立ち上がっているのだろう。

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